学童野球のこの時期は最後の大会が近づいて来ているチームさんも多いのではないでしょうか?
学童野球を終えると中学の部活かクラブチームにと次のステージに上がることになります。
硬式クラブチームに入りたい…
今はそういうお子さんが増えていますね。
早く硬球を握らせたい。
早く硬球を握らせないとスタートが遅れる。
チームに早く馴染ませたい。
色々な期待と不安があることでしょう。
だからと言って…
あと数ヵ月で卒部なのに…
親の意思だけで卒部を待たずに今までお世話になったチームを辞めてクラブチームに早々と入部してしまうことには首を傾げます。
私はリトルリーグの指導者ですがリトルリーグは中1の夏までが在籍となります。
年明けになると気になるチームさんに体験に行くように選手に話をします。
私の知り合いの中学クラブチームの指導者の皆さんは
「ちゃんとリトルを卒団してから入部するように。待ってるからな」
こう言ってくださる指導者の方ばかりです。
こう言ってくださる指導者の方だからこそ安心して中学に選手を送ることが出来ます。
最後までしっかりがんばることをきちんと言ってくださいます。
早く硬球を握らせたいからという親の意思だけで卒部を待たずに
一足先にチームを辞めてきた親子は周りにどう思われるでしょうか?
「自分のことだけを考えている親子」
そう見られませんか?
辞める理由があるならまた別の話ですが
「早く硬球を握らせたい」
「早くチームに馴染めるように」
というだけの理由だけであればそれは違うと思うんですよね。
新たなチームで…
親が「自分のことしか考えていない親」と見られることは仕方ありませんが子供はどうでしょうか。
親の身勝手な意思で子供もそう見られてしまう場合もあります。
卒部式…
それは一つのゴールであり次のステージへのスタートでもある大切な区切りです。
少年野球での入部というスタートはそれぞれ違っていたはずです。
小学1年生から始めた子もいれば小学6年生からスタートした子供さんもいるでしょう。
ですが少年野球のゴールは全員一緒にテープを切るべきです。
みんなで勝ち取ったあの一勝。
一点差で負けたあの悔しい敗戦。
どんな時も見守ってくれた監督とコーチ。
そして…
親への感謝。
そういうものを卒部式で共有するものなのです。
チームを卒団するということは
「今までの自分との卒業」
することにもなります。
人生は後戻りは出来ません。
ですが…
振り返ることは出来ます。
年月が経って…
子供がいつか少年野球の自分を振り返った時に
後味の悪さを感じるような辞めかただけはしてほしくないと思います。
「終わり方」
とても大切なことであり親がそれを子供に教えるべき事のひとつだと思います。
~年中夢球~
はじめまして。コメントさせてください。
野球については専門ではないので的外れなコメントになったら
申し訳ありません。
リトルリーグの卒部が中1の夏とは初めて知りました。小6の秋冬
じゃないのですね。
硬式をされてる子供さんは小6の冬と中1の春はリトルリーグ側で練習
してるんですか。もしそうならば焦ってしまう親御さんが多いんですね。
中学校の事情や転校、他種目に行くんならともかく卒部の一区切りは
ちゃんとさせてやらないとです。親御さんの身勝手なふるまいは勘弁し
てほしいです。