人間というのは少なからず「気分」というものを誰もが持っています。
忙しすぎたり…
自分の身に何かが起こると…
気分はすぐれませんよね。
しかし、大方の人間はその気分を表に出すと周りの人を不愉快にしたり気を遣わせたりするのでその感情を外に出さなかったり最小限に留めたりします。
その感情を表に出してしまう人達を世間では「気分屋」と呼んでいます。
気分屋と呼ばれる人が監督や婦人部長などの立場が上の役に付くと周りの人々は疲れてしまいます。
所謂「振り回される」状態になります。
「気分屋」と呼ばれる人が監督になると周りも大変です。
ですが・・
気分屋の人がその理由以外に監督に適さない理由があります。
気分屋さんは基本的に自分勝手です。
チームの方針や試合の展開を「こうしたい」と周りの人に話し自分と違う意見が出ると
「だったらいい」
と言い出してみたり
「やっぱり先発は○○にしよう」
と急に意見をコロコロ変えたりします。
周りのコーチが何か意見を言っても自分の思った通りにならないとへそを曲げたり怒り出してしまうことがあります。
自分の思い通りになることはがんばりますが思い通りにならないと途中で投げ出したり意見を変えたりします。
試合前に
「今日は絶対勝とう」
と子供に笑顔で話します。
試合で子供たちがミスをしだすと
「今日は負けろ」
と気分が変わってしまいます。
自分の思う通りにいかないと子供のせいになります。
気分屋の監督は空気を読むことができません。
何故ここでそんなことを子供に言うの?
と思う時もあるでしょう。
気分屋の監督さんの大切なのは「その場の雰囲気」ではなく「自分自身」です。
周りのコーチや親御さんの間でも空気を読めない発言をしてしまうのは「自分自身」の言葉が一番だからです。
意見を曲げようともしません。
こういう人は時に自分の意見を曲げないのは「信念」だと言います。
私からするとそれは「信念」などというものではなく
周りからあれこれ言われるのが嫌な「頑固」なだけです。
このような気分屋の人がなぜ監督なるのでしょうか。
気分屋の人は自分の利益になると思う人には愛想よくふりまきます。
上の人に「尊敬する」とか「一生ついていきます」などと媚を売るのがうまいのです。
その場面しか見ていない上の方から気に入られて「監督」という役に付くケースがあります。
ですが心から尊敬しているわけでもなく一生ついていく気などもありません。
自分にとって利益があるからだけです。
自分にとって役に立たないと思ったら平気で裏切ったりします。
気分屋と呼ばれる方が監督になると周りは振り回されます。
でもそれだけならまだ我慢も出来るでしょう。
ただ・・
気分屋の監督は自分が一番なのです。
だから・・
子供よりも自分をとります。
試合に負けても・・
何か問題が起こっても・・
子供のせいにします。
その日の気分…
自分の気分…
そういう人が監督になると一番の犠牲になるのは子供です。
~年中夢球~