今日は娘がマネージャーをしている高校野球の春の大会がありました。
勝てば夏のシード権を獲得、個人的にはこの試合に勝つと次の試合でベンチに入れる試合でしたが…
残念ながら負けてしまいました。
部員のみんなから「負けてごめん」「ベンチに入れることができなくてごめん」と言われたようです。
ありがたいことです。
春の大会が終わり…いよいよ最後の夏だけを残すのみとなりました。
なんともいえない気持ちで今を迎えています。
小学生はリトルリーグ、中学ではソフトボール、そして、高校ではマネージャー…と13年間の彼女の野球人生の終わりが近づいてきました。
「大丈夫!次があるよ!」
試合で負けても13年間、彼女に言い続けてきた言葉です。
さっき、LINEで、彼女に最後の「大丈夫!次があるよ」と伝えました。
次があるからこそ言えたこの言葉。
あと数ヵ月後にやってくる最後の夏。
「大丈夫!次があるよ!」
が言えない最後の夏に、私はどんな言葉を彼女に伝えるのだろうか…そんなことを考えていました。
今から3年前の夏…
中学のソフトボールの最後の試合で負けた時、彼女は私の所に笑顔で「ありがとう」と伝えた後に泣き崩れました。
その姿を見て私も泣きました。
考えてみると、あの時…
私は言ってないんですよね。
「ありがとう」を。
皆さんのお子さんも私の娘も…
高校野球を最後まで続けてこられたのは、当たり前のことではなかったはずです。
野球を辞めようと思ったこともあったはずです。
でも…
たくさんの人に、子供も親も支えられ…高校野球の最終の景色を見ることができます。
今までの軌跡は全て当たり前のことではなく、「有り難し」ことだった。
だからこそ言葉で伝えたい「有り難う」
子供にも…
携わってきていただいた指導者の方にも…
子供を支えてきたくれた仲間にも…
その親御さんにも…
たくさんの人との出逢いは、当たり前ではなく有り難いことだったのだと思います。
そして、その人達の出逢いの軌跡は、当たり前ではない奇跡だったのだと思います。
娘にも、皆さんのお子さんにも、親以外にたくさん応援してくれていたからこそ、最後の夏を迎えられています。
だからこそ高校野球の最後の日にたくさんの「有り難う」が溢れるのだと思います。
娘からの返信にこうありました。
「ボールを追っかけられるのもあとわずかになっちゃった。あとわずか、全力でやりきる。いつもありがとう。」
白球といつも一緒だった13年間。
そうだ…親の自分が感傷的になってる場合じゃない。
残りわずか親である自分も全力でサポートしよう。
そして、中学の最終の時に泣いて言えなかった「有り難う」を高校野球の最後の日に娘にきちんと伝えようと思います。
泣いてしまったら、また言えなくなってしまうから笑顔で。。
そして、「有り難う」を伝えたら、やっぱりこう言おうと思います。
「大丈夫!次があるよ!」
夏の大会の試合終了のサイレンを聞くことが何よりも嫌でしたが・・
娘にとって…全国の高校3年生にとって…
そのサイレンはネクストステージの始まりですから…~年中夢球~