『比べる』という漢字をよく子供に書かせると左と右を同じに書く子がいますが、似ているようで違います。
比べる事によっておきる感情は二つ。
自分より下だと思っている選手と比べておきる「優越感」
自分より上だと思っている選手と比べておきる「劣等感」
優越感も劣等感も自分の自信のなさからおきる感情だと思っています。
劣等感はもちろんですが、優越感も。
自分に自信がないから、自分より上だと思う選手と比べずに自分より下だと思う子としか比べない『優越感』を求める子も結局は、自分に自信がないからだと思うんですね。
では『ライバル』に対してはどうでしょう。
ライバルというのは、お互いに認め合って初めて生まれる関係だと思うのです。
片方がライバルだと言っても片方がそう思っていなければライバルという関係にはなりませんから。
片方がライバルだと思ってるのに、もう片方は何も思っていないなんていうこともあります。
ライバルは自分の力関係がある程度拮抗している人のほうがいいかもしれません。
そして、親御さんが他人と我が子を比べないことが大切ですね。
「○○君にレギュラーとられて悔しくないの?」
多分…悔しいのは親御さんなのだと思います。
比べるなら、過去のお子さんと今のお子さんを比べてみてください。
他人と自分のプレーを比べることは大切だと思います。
アイツの守りは俺に比べて上手いなあ・・
アイツのバントは俺に比べて上手いなあ・・と。
そこから先に劣等感と優越感を持たないようにするためには、自信を持たせることが一番大切なのだと思います。
自信を持つためには自分自身との約束を守る事。
1ヶ月間、毎日〇〇キロ走る。1ヶ月間、毎日、素振りの回数を10回ずつ増やす。
1ヶ月がハードルが高いなら、まずは1週間。
ともかく、自分自身との約束を守る。
その積み重ねが自信になっていくはずです。
雨の日でも走ると決めたら、素振りをすると決めたら、スペースを見つけて必ずやる。
今日は疲れたから・・
今日は雨だから・・
そういう理由でやらない場合は自分自身との約束を守ったことにはなりません。
自分自身の約束を守れた子は自分のことが好きになれます。
そうなると小さい約束を守れた自分だから大きい約束も守れると思い始めます。
特に今まで成功体験が少ない選手は、成功体験を実感させてあげたいですね。
毎日出来たことによって自分自身との約束を守れた成功体験が自信に繋がる。
毎日、『コツコツ』が、成功する『コツ』です。
そして、自信は、笑顔につながります。 ~年中夢球~
我が家の息子も、少年野球やって、小中高大と、ずっと補欠で頑張って、とても良い青年になってくれて、昨年、とても素敵な彼女と〰結婚できましたよ~❗何と、彼女は、野球のチアガールやってたんです、野球で、縁が会ったんですねぇ
私は選手達に機会あるごとに伝えます。自分らしく!と…
力が強い選手でも、力の弱い選手と同じボールは投げられないぞ!だから、自分に投げられる最高のボールを投げよう!戦うべき相手は昨日の自分だ!
私自身、言っていることが正しいかどうかはわかりませんが…