「声を出せー!」と毎週毎週言っているのになかなか子供が声を出してくれないとお悩みになっている指導者の方々も多いのではないでしょうか?
①緊張をほぐすため
②自分を奮い立たすため
③仲間への叱咤激励のため
④チーム内の確認のため
まずは、これらの重要性を子供にしっかり伝えることが大切ですね。
見た目が元気よく見えるからではなく、声を出す意味を伝えなければなりません。
ですが、これらを伝えても、なかなか声が続かないのが現状であり、結局、毎週毎週、同じ繰り返しになってしまいます。
どうやったら、子供が声を出すのかということに考える時間を割くのではなく、声を出すチームの雰囲気づくりを考えたほうが効果的です。
練習時間を割いてでも、[声]についてのミーティングをするべきだと思うんですよね。
小学生などは、純粋に声のレパートリー自体が少ないお子さんもいます。
ミーティングを活用して、どんな声出しがあるのかを、みんなで話し合ってみるのもいいかもしれません。
又、この時に、元気が出る声掛けや、やめて欲しい声掛けなどを話し合ってみるのも、面白い発見が出来たりします。
ピッチャーの選手は「楽に楽に」はやめてくれ…こっちは楽に投げてるつもりなんだよ。
という意見が出たりします。
じゃあ、どんな言葉だと力が出るんだと野手の選手が聞くと「次の回に取り返してやるから大丈夫!」「一人でやるなよ!俺の所に打たせてこい!」などの言葉がいいとピッチャー陣は答えていました。逆に、俺は楽に!がいいというピッチャーの選手もいたりして、話を聞いていて一人一人の子の発見が出来たりします。
それと、是非、やっていただきたいミーティングの議題がもう一つあります。
ということです。
[○○はチーム1元気がいい!] [××は飛距離がチーム1!]などいつも思っているけど、恥ずかしくて言えないことを選手間同士で話し合います。
選手間同士で話し合いをさせると、大人と違う視点で仲間を見ていることがあったりします。
そして、そのチームNo.1をグラウンドでどんどん、選手同士で声にしようと伝えます。
「○○!今日もいい声を出してるな!」
「××!今日も飛ばすねー!」
こういう声を言い合えるようになると雰囲気づくりを選手間同士で出来るようになってきた証拠です。
こうなると「こーい。こーい。」というあの感情のない声だしもなくなります(笑)
技術的に厳しいお子さんや元気がないお子さんでも、必ずチームNo.1の何かがあります。
それを見つけてあげるのも指導者の大切な役割の一つですね。
声を出す意味を伝え、声を出す雰囲気づくりを導く…
それを子供がやらなかったときに初めて[声を出せ!]なのではないでしょうか?
~年中夢球~
お疲れ様です。今一番の課題について素晴らしいアドバイスをいただきました。ありがとうございます!
すぐに取り組みたいと思います٩(๑❛ᴗ❛๑)۶