今日は、自分や仲間を盛り上げるための声の話ではなく、確認の声についてお話したいと思います。
野球というスポーツは声を伝達しあうスポーツです。
その時その時に、局面は変わり、その都度、確認の声を伝達しあわなければ、ミスが出て
自分のすべき事、仲間がすべき事を確認してプレーに備えます。
ゲームノックに、確認の声を怠ったばかりに、ミスが出ました。
言葉にした方に尋ねました。
私「お前は、きちんと確認の声を言ったの?」
選手A「はい!ちゃんと言いました」
私「お前は、きちんと確認の声を聞いたの?」
選手B「いえ!聞こえませんでした」
「そっか・・Aは言ったけどBは聞いていなかったということなのか?」と言うと二人は無言に・・
見ている限りではAも確認の声を出していました。
Bの方がプレーにいっぱいいっぱいになり、聞こえなかったという感じでした。
全員を集めて話をしました。
「口にする方は、言うことが目的じゃない。伝えることが目的でもない。伝わることが目的なんだ」
「耳で聞く方は、聞くことが目的じゃない。受け取ることが目的なんだ」
「お前たちは言葉を使えるのにそれを使わなすぎるぞ。もったいない」
そして今からノーボイスで練習をしなさいと伝えました。
一切の声を出すのは禁止。
仲間で伝達出来るツールはボディアクションのみです。
必死でボディアクションのみで仲間に伝達しようとしますが、中々、うまくいきません。
でも・・必死に伝えようと・・必死に受け取ろうとする姿が子供からわかります。
一番伝達する便利なツールは『言葉』。
その一番大事な『言葉』がないといかに不便か、いかに、ミスが出るかを、子供たちにわ
私は『ノーボイス』で練習をやらせる時があります。
『声を出せないとどうだ?』と聞くと、『すごいストレスです。』と答える選手達。
ちょっとは声の大切さがわかってくれたかな・・
そしてこの練習は声の大切さともう一つ大切なことを学べます。
『ボディアクションも大観衆で声が届かない時には大事な伝達のツール。だから、ボディ
彼らにそう話しています。
毎週毎週、声を出せと言っても子供は言葉の大切さがわからないかもしれません。
そんな時は言葉の大切さを教えてあげてください。
そして我々大人も・・
子供に対して「言っているだけ」のときがあるかもしれません。
「伝える」だけで終わっている時があるかもしれません。
「伝える」と「伝わる」・・
「伝える」の主語は「私」、「伝わる」の主語は「子供」です。
一文字しか違わないこの言葉。
大人が子供に対して話すときに大切にしたいことです。~年中夢球~
~年中夢球~