子どもが挫折した時に親ができることは抱きかかえて起こしてあげることではなくて
自分で立ち上がるのを見守ることだと私は思っています。
野球をしていると色々なことがあります。
仲間とうまくいかない・・
監督・コーチとうまくいかないない・・
野球が面白くない・・
子供たちは様々な壁に当たります。
親として一番大切なことは
「自分できちんと悩ませてあげる」
ことなのではないでしょうか?
それこそが親の優しさだと言います。
そして、少年野球の現場にいると
『自立できない子供』には『自立できない親』がいます。
可愛いわが子だからこそ口を出したり手を貸してしまうこともわかります。
ですが、大切なことはその『口を出す場面』や『手を貸す場面』なのではないでしょうか?
現場にいると
『自立ができていない親』
は口は出すけど肝心なときに子どもを見ていないことが多い気がします。
口を出さずに我慢するということは
『無視をする』
ということではなく物事に成功しようとも失敗しようとも子供をちゃんと『見守る』ということです。
私は自分の子供と『コーチと親』という関係であった期間がありましたがその期間が終われば技術的な指導は基本的には一切しないというのが方針です。
技術的なことは今、お世話になっている指導者の方にお任せし『口を出す』所ではないと思っているからです。
では全く口を出さないかというとそうではありません。
親にしかできないことがたくさんあります。
食生活や怪我のケアはもちろんですが、挨拶や礼節などの『しつけ』の部分は、本来、親の役目です。
そしてこういうことが『野球のプレー』に繋がる大切なところであることを親として教えなければいけないところだと思っています。
道具の手入れを親御さんがしたり・・
子供の道具を親御さんが持っている姿を時々見かけますが・・
そここそ『手を貸す』場面ではありません。
最後に・・
親が自立出来ずに子供の自立を遅くさせてしまう5つの『か・き・く・け・こ』というのがあります。
かんがえる=自分で考えさせていますか?
きかくする=ひらめきや発想を、大事にしていますか?
くふうする=創意工夫する時間を与えていますか?
けいかくする=自分で計画させていますか?
こうどうする=行動を見守っていますか?
この『か・き・く・け・こ』こそが野球に必要な要素なのではないでしょうか?
そして・・
親がいなくなっても子供が一人で生きていくための大切な5つのことだと思います。
~年中夢球 photo buchiko~