練習試合で…ボールサードから、キャッチャーの指示がバックホームに変わりましたが・・
それが繋がらずボールはホームに来ず、サードに。
練習で「予防」していたはずが出来ていなかったので「治療」をしなければいけません。
以前、話していた「予防と治療」です。
その記事はこちらです↓
練習試合の目的
こういうプレーは試合終了後に皆で話し合わせます。
私『おーい!あののプレーは何でああなった?』
キャッチャーの選手が最初に話しだしました。
『自分がもっと早く指示の声を出すべきでした』
次にカットに入った内野手が口を開きます。
『自分がボールサードだと決めつけていたせいです」
次にボールを処理した外野手が・・
『自分がもっとボールを早く処理していたら、四つまで行かれなかったです」
次に三塁手が
『自分がもっとランナーの動きを早く伝えるべきでした」
このプレーにボール触ったのは指示を出したキャッチャー以外のこの3人です。
でも・・ある事を感じて欲しくてもう少し様子を見ることにしました。
しばらくして・・
カットマン以外の内野手が次々に口を開きました。
「自分がキャッチャーからの指示をもっと早く伝えるべきでした」
『自分がバックホームの声もっと大きく言うべきでした」
『自分がバックホームの声を一回しか言わなかったからカットマンに伝わらなかったのだと思います」
ここで全員に話そうかと思ったのですがもう少し様子を見てみることに・・
私が口に出すのは簡単ですが、子供たちが『考える」からこそ深くなっていくと思っているので。
すると外野手の選手が
『自分がもっと早くカバーに行っていればホームまで行かれなかったと思います」
ベンチの選手も
『自分がベンチからもっと指示の声をみんなに伝えるべきでした」
ここで全員を集めて話をしました。
『今さ、お前たち、皆、自分が・・自分が・・って言ってるけど、皆がそう思ってるなら、自分がじゃなくて、自分たちが・・っていうことだよね。ボールに触った以外の選手もそれぞれ全員やることがあったはずだよね。っていうことは、この1点は、誰がじゃなくて皆があげてしまった1点だよね?一つのアウトを自分たちが・・つまり皆で必死に取り行こうよ。ボールに触っている触っていないじゃなくて全員で。」
自分がじゃなくて自分たちが・・
一つのアウトを必死に取る。
自分がじゃなくて・・
自分たちが・・
つまり、皆で・・
チームで一つのアウトを必死に取りに行く。
全員で一つのアウトを取りに行くことに喜びを得られるようなチームを作っていくことが大切です。
~年中夢球~