少年野球~高校野球 野球少年の親と指導者のブログ

少年野球 イメージを埋めるために練習がある

よく試合の時に「いいイメージで!」って言いますよね。

バッターボックスやマウンドの選手によく使われる言葉です。

当の本人はこの「いいイメージ」をどう頭の中で思い浮かべているのでしょうか。

イメージするプロ野球選手

僕はよく子供達に「好きな野球選手は誰?」と聞きます。

今の子供の中では「巨人の坂本選手」「エンジェルスの大谷選手」が人気でしょうか。

そして、好きな野球を聞いた後にもう1つ質問をします。

「イメージしている選手は誰?」

好きな選手とイメージしている選手が同じな子も多いですが中には答えが変わる子もいます。

先ほどの好きな選手で「筒香選手」と答えた選手が「広島の菊池選手」と答えが変わる子もいます。

自分がどういうタイプの選手なのかを知りいめすることはとても大切なことです。

一つ一つの練習にもイメージを

このイメージというのは練習の場でもとても大切です。

ラダーやコーンを使っての小刻みなステップを反復して練習をしている時に、このステップが、ゴロが来た時にどう活用できるのかを頭でイメージしている子供と何も考えていない子供では大きな差を生みます。

イメージ出来ない選手には指導者が、この練習は、何に直結しているのかを教えてあげることも必要ですね。

僕は日曜日の帰りに、来週の課題を一つ言うようにしてるんですね。

「来週は、マシンでアウトコースだけのフリーバッティングを一人100本やる」

「来週は、マシンでカーブ打ちを徹底してやる」

「来週は、ショートバウンドのノックを徹底してやる」

みたいな感じです。

そして、最後にこう言います。

「イメージしてこいよ!」

と。

アウトコース打ちの課題が出たら…

アウトコースの素振りやティーをしてくる選手、バッティングセンターでアウトコース打ちをしてくる選手、アウトコース打ちが上手いプロ野球選手の動画を見てくる選手…そのイメージの作り方は様々です。

全てにおいてイメージすることは大切なことです。

そして、イメージを作る時間を与えることも大切です。

イメージと現実の差を埋めるために

そして、1週間後に…

イメージ通りに打てないことが多いでしょう。

イメージ通りの守りが出来ないことが多いでしょう。

でもいいんです。

だから練習するのです。

自分のイメージと現実のギャップがあるから練習をする。

そして、自分のイメージに近づけるために練習をする。

だからこそ、しっかりイメージを持つことが大切なんです。

そして、イメージを持って練習に励む選手とそうでない選手とでは後後に大きな差が出ます。

ある時にうちの選手が「初めてイメージ通りに打てました」と言ってくれたことがあります。

そして、今度はその打ったイメージでバッターボックスに立てることが出来ます。

この時に初めて「いいイメージで!」という言葉がピタッとくるのかもしれません。

イメージを埋めるために練習はある。

子供達に伝えてほしい一つです。

そして・・

指導者の皆さん・・

出来ないのに怒るのをやめてください。

出来ないから・・

練習するのですから。

~年中夢球~

この記事を書いた人
野球少年を持つ親御さんと指導者の皆様へ元気を送り続ける[年中夢球]です。 神奈川野球雑誌『ОNEDREAM』に連載中。