連日ニュースでは各スポーツの指導者としての問題が取り上げられています。
体操・重量挙げ・陸上・・
体操の問題では指導者が選手にビンタをするシーンまでが報道されています。
このような暴力・体罰問題は少年野球の問題でもあります。
私自身も現役だった頃は監督やコーチによく叩かれたものでした。
おそらく、私と同世代の大半の方が同じだったのではないでしょうか。
そして、自分達がそうされることで今の人生に役立っていると考え・・
【体罰】を肯定し今の子供たちにも同じことをしている監督・コーチの方もいらっしゃると思います。
しかし・・
当時と今では時代が代わっています。
何でも時代のせいにするのも私は好きではありませんが・・
やはりこれも時代の流れです。
体罰なのか暴力なのか・・
または体罰と暴力も一緒なのか・・
叩かれた子供と叩いた指導者に愛があればいいのではないか・・
色々な考えがあると思いますが・・
時代も周りもそれを許さない時代になっているのは事実です。
今、指導者を取り巻く環境は大変厳しいものになっています。
言葉は悪いですが・・
このようなメディアの報道に便乗する親もいます。
今の指導者に一番求められているのは【忍耐力】なのかもしれません。
ただ私は子供を叱らなければいけない場面は必ずあると思っています。
その【叱り所】と【叱り方】を間違えてはいけないのだと思います。
体罰がなければ勝てない。
体罰がなければ選手は言うことを聞かない。
強豪校に行くためには体罰も当たり前なんだ。
そういう考えを我々の時代で終わりにすることが
今の・・
そして将来の野球少年のために出来ることではないでしょうか?
体罰は再生産される可能性があります。
体罰をされた子供の中には体罰を【肯定的に】捉えてしまう子も出てきます。
その子が指導者になった時・・
また同じことが繰りかえされることでしょう。
だからこそ・・
我々の時代で終わりにするべきなのです。
野球には厳しさも必要です。
ですが【体罰】以外の方法があるはずです。
いや・・
体罰は【厳しさ】ではなくただの【恐怖】なのではないでしょうか。
厳しさから得るものはあっても・・
恐怖から得る物は再び恐怖しかもたらさないのではないでしょうか?
~年中夢球~