子供が野球をしていく上で野球をして母親として何が出来るでしょうか?
こういうご相談をよくいただきます。
お子様に想いを込めてあげる・・
私はそれだけで十分だと思っています。
お子さんが野球に行く時、必ず玄関まで行ってあげてください。
そして【いってきます】を眼を見て聞いてあげてください。
何気ないこの言葉ですが、「いってきます」は【行って・来ます】なのです。
つまり、「いってきます」には、《今から出かけます、そして帰ってきます》という意味が込められています。
【いってらっしゃい】は「行く、いらっしゃい」の略なのです。
「行って、(帰って)来なさい」という意味ですね。
「いってらっしゃい」には、《行って、無事に戻ってきてください》という意味が込められています。
大好きな野球を一日無事に出来ますように・・
怪我なく終われますように・・
そして、行き帰りで事故にあいませんように・・
そして、「いってきます」の“言霊による約束“を果たした言葉が「ただいま!」であり、約束を守って帰ってきてくれた感謝の言葉が「おかえりなさい」なのです。
おにぎりは「鬼切り」から来ているとも言われています。
怪我をしませんように・・
全力でプレー出来ますように・・
悪い事ではなくいい事が起こりますようにと想いを込めて握ってあげてください。
【おにぎり】は【おむすび】とも言います。
「お結び=良い縁を結ぶ」から来ているとも言われています。
母と子の愛情を結び、そして、野球を通してたくさんの縁がありますようにと想いを込めて結んでください。
以前に「ゆかりさん」というお母様のお話をさせていただきました。
ゆかりさんは片手が不自由です。
ですが、野球に行くお子さんに毎回「おむすび」を片手で結んでいます。
「掌 たなごころ」・・手の心という意味です。 ゆかりさんの心で結んだおむすびを食べたお子さんは立派に成長し、この度、学童野球を卒団しました。
おむすびを通して、母子の結びつきがどんどん強くなっていったのでしょう。
こんな時代だからこそ、お子さんにたくさんの想いを込めてあげてください。