少年野球~高校野球 野球少年の親と指導者のブログ

少年野球の保護者は雑用係じゃない

昨日偶然にもこんなメッセージが来ました。

最初のメッセージは少年野球に在籍しているお父様からでした。

『私のチームでは父がグラウンドに入って野球をすることが禁止されています。車出しやネットの補修や土の入れ替えなど雑用しかさせてもらえません。私としては同じグラウンドで子供と野球をしたいのですが・・これって普通の事なのでしょうか?』

次に来たメッセージは少年野球の指導者の方からでした。

『私のチームではお父さんが殆ど練習に参加してくれません。試合の時だけはたくさん来るのに練習になると誰も手伝ってくれないので困っています』

保護者は雑用係ではない

皆さんのチームではお父様のご参加はいかがでしょうか?

またその関わり方はチームの方針によっても様々だと思います。

父でも普通にグローブを持って練習に参加するチームもあれば

父がグラウンドに入ることを禁じられているチームもある。

そこに正解はなくチーム方針だと思っています。

私自身も指導者の経験もあればお父さんの経験もあります。

指導者の時に気を付けていたこと・・

それは保護者の方は雑用係ではないということです。

まずは子供達の手で出来ることを増やしていくことがその大前提にあります。

その中でも車出しや審判やネットの補修など・・

保護者のご協力がなければチームは成り立ちません。

保護者の方は雑用係などではなくチームの一員だということ。

車出しや審判ををしていただいたら

『ありがとうございます』

と指導者の方はきちんとお礼を言っているでしょうか?

時々・・

『あんた達・・好きで来てるんでしょ?』

と手伝いをしてくださることを当たり前のように思い・・

こういうことを口にする指導者の方がいらっしゃいますが・・

これこそ保護者の方を雑用係だと思っているのではないでしょうか?

そして・・

こういう接し方をしていれば保護者の方もいい気持ちはしません。

保護者の立場から・・

逆に保護者の立場からすると・・

私でしたらチームのためにお役に立てるなら・・

何でもやりますという考えです。

現に子供が中学高校に行って指導者から保護者になった時は・・

審判をさせていただいたり・・

土を入れ替えたりさせていただきました。

その時にこれが雑用だとは一回も思ったことがありません。

チームの子供のためになれば嬉しいと思っていましたし・・

他の父たちとああでもないこうでもないと言いながら・・

野球談議をしている時間は楽しい時間の思い出として残っています。

チームによって・・

保護者によって・・

色々な考えがあると思いますが・・

【子供のため】と思えば苦になることもないのではないでしょうか?

ただ・・

大切なことは保護者は指導者の方への感謝を持ち・・

また指導者の方も保護者の方に感謝を持つことです。

指導してもらって当たり前・・

手伝いに来て当たり前・・

そんなチームに在籍して・・

子供は感謝の気持ちを持てることが出来るのでしょうか。

~年中夢球~

 

この記事を書いた人
野球少年を持つ親御さんと指導者の皆様へ元気を送り続ける[年中夢球]です。 神奈川野球雑誌『ОNEDREAM』に連載中。