少年野球~高校野球 野球少年の親と指導者のブログ

高校野球 センバツの選考について考える

いったい高校野球って何なんだろう・・

静岡高野連会長のこのお言葉。

センバツの高校野球の選考会について・・

本間さんのご意見を聞かせてください・・

とのメッセージをたくさん頂いたので私なりの意見を書かせていただきます。

選考方法

まず・・

今回の件に【巻き込まれてしまった】聖隷クリストファー高校と大垣日大高校の選手と保護者の方の気持ちを考えると胸が痛みます。

まず・・

東海大会は選考の対象にはならないとのことですが・・

これを選手はどう感じているのでしょうか。

であれば他の各地方大会はどのようにして選出されているのか。

この選出に色々な考えもあるでしょう。

地域性の問題や選出方法・・

どれも正解はないのかもしれません。

選考での言葉

ただ・・

どうしても僕が納得できないことが一つ。

「大垣日大が投手力で上だった。春先は特に投手力でチーム力に差が出る。どちらが甲子園で勝てるのかを考慮した」

「個人の力が上回った」

などが選考理由に挙げられています。

私はこのブログでも何度も書いていますが・・

野球は体格の大きさや個の技術だけでは勝敗が決まらないスポーツだと思っています。

もちろん・・

体格の大きさや個の技術も大きな武器の一つ。

しかし・・

それだけで勝敗は決まりません。

頭を使ったり・・

足を使ったり・・

バントなどでも勝てる。

そこには・・

コーチャーの重要性も出てきます。

私は自分のチームの選手にもそう言ってきましたし・・

現に個の力は他のチームに劣っていた点はあったかもしれませんが・・

チーム力で勝ち上がり優勝した経験をさせてもらったのは一度や二度ではありません。

そのチームが関東大会や全国大会にも行きました。

もし・・

この時に選考会というものがあり・・

他チームの方が子が優れていて全国大会で勝ち進めるから・・

そう言われたら私は子供に何と説明していいかわかりません。

勝敗で・・

「いったい高校野球って何なんだろう・・」

という冒頭の言葉。

私からしてみれば

「いったい野球って何なんだろう・・」

と考えてしまうのです。

投手力の大垣日大と粘りの聖隷クリストファーのどちらかを選ぶのかが難しかった。

との談話もありましたが・・

当たり前です。

投手力が素晴らしいチームもあり・・

粘りを身上にしているチームもある。

どちらも素晴らしいチームです。

だから・・

比べようがないのです。

もっと言えば・・

そこを比べてはいけないのではないでしょうか。

だからこそ・・

明確な基準にすべきです。

以前オリンピックのマラソンでも同じような問題があったと記憶しています。

今回の決定に異論がない人もいるだろし・・

納得が出来ない人もいる。

人の見方はそれぞれです。

だからこそ【人】が決めることで混乱が起きるのではないでしょうか?

誰もが納得する方法・・

それは勝ち負けではないでしょうか?

それを・・

高校生たちも望んでいるはずです。

今後も起こりうるこの問題・・

明確な選考基準を望みます。

~年中夢球~

 

この記事を書いた人
野球少年を持つ親御さんと指導者の皆様へ元気を送り続ける[年中夢球]です。 神奈川野球雑誌『ОNEDREAM』に連載中。