少年野球~高校野球 野球少年の親と指導者のブログ

少年野球 ボスママの特徴

子供が野球をしている以上「親同士の付き合い」というものがあります。

母親同士…父親同士…父と母…

友達というのは自らが自分に合うかどうかを判断して作っていくものですが

野球にかかわらずスポ少の親同士の場合は「合う人」と「合わない人」が出てきます。

『ボスママ』は自分の子と一部の親子のことだけを考える

所謂「ボスママ」と呼ばれるお母様の存在があります。

チーム全体ではなく・・

一部の子供と一部の親の損得だけを考え行動する方々が残念ながらいらっしゃいます。

自分と意見が合わないママをあからさまに無視をしたり…悪口を言ったり…

人が集まれば波長が合う人合わない人が出てくるのは当たり前のことです。

仲のいいグループが出来上がるのも自然なことでしょう。

ですが・・

一人のママを「孤立」させることはいい事ではありません。

我々は子供たちにそういうことをしないように指導しています。

それを大人がやってしまっては子供のためにいいことがあるはずがありません。

そして、大人のそういう雰囲気を子供は敏感にキャッチします。

子供たちは見ています。

親がやっていれば・・

子供も同じ行動を取りかねません。

子供のプレーにも平然と口を出す『ボスママ』もいます

では、どういう方がボスママになるケースが多いのでしょうか。

ボスママは子供がチームのキャプテンだったりエースの親だったりすることが多くあります。

「我が子にプラスになる子供」とその「親」は大事にします。

チームの主力と呼ばれている親子達。

でも・・

それも我が子のプラスになるだけだからです。

その子が試合でミスをして負けたりすると手のひらを返したようになります。

「あそこで○○がエラーしなければ勝てたのに」

「○○は本当にチャンスで打てないわよね」

平然とこういうことを言うボスママもいます。

うちの子ががんばっていたのに…

うちの子のプラスにならなかったということだけが周りの親子を見る判断材料になってしまっています。

『ボスママ』の言葉に左右されない

それを言われたお母様はどうでしょう?

次はエラーをしないようにしなければ。

また言われた息子がかわいそうだ。

私自身ももうこんなことを言われたくない。

そんな思いからお子さんに強い口調で当たったりします。

冷静に考えて見てくださいね。

この「ボスママ」のためにお子さんは野球をしているわけではありません。

もちろん親御さんもです。

指導者でもないこういう人のこういう言葉など一切気にする必要はありません。

『自分の学年』だけ良ければいいという考え

悪いボスママは『自分の年代』だけ良ければいいという考えを持っている人が多くいます

自分の子供にしか関心がないのですから・・

自分の子供に関係している学年にしか興味がありません。

以前・・

ウチのチームにも残念ながらこういうお母様がいらっしゃいました。

ある練習試合で・・

そのお母様の年代だけチームTシャツを作って来てグラウンドに来ていました。

『お母さん。チームの名前をTシャツに入れるって言う事はチームの許可が必要ですよね?チームには共通のチームTがあります。それ以外は着て来ないでください。それにお母さん達の年代だけチームTを作ったら他の学年の親御さんはどう思うか想像つきませんか?』

そう話しました。

自分の学年だけ良ければいい・・

ですから・・こういうお母様は低学年の応援にも来ません。

興味がないからです。

『ボスママ』と『リーダーママ』

こういう『ボスママ』が上に立ってもチームは上手くいきません。

自分の子や自分の学年だけでなくチーム全体に『愛』がある人が上に立ってこそチームは上手くいきます。

こういう人たちは『ボスママ』ではなく『リーダーママ』と呼んだほうがいいのかもしれません。

ボスママは一部のお母さんを追い込みます・・

リーダーママは先頭に立ってお母さんたち全員をいい方向に導いていきます。

ボスママは大変な仕事を『やっといて』と言います・・

リーダーママは大変な仕事を『一緒にやろうね』と言ってくれます。

ボスママは一部の親子のことしか考えませんが・・

リーダーママはチーム全体のことを考えています。

ボスママは自分と合わないお母さんを孤立させようとします・・

リーダーママは自分と意見が合わない人の意見にも耳を傾けようとします。

『チームリーダー』

でがんばろうと思っていたのに・・・

いつの間にか

『チームボス』

になってしまっているかもしれません。

リーダーママとボスママ・・

一番の違いは『人間力』なのかもしれません。

~年中夢球~

この記事を書いた人
野球少年を持つ親御さんと指導者の皆様へ元気を送り続ける[年中夢球]です。 神奈川野球雑誌『ОNEDREAM』に連載中。