少年野球~高校野球 野球少年の親と指導者のブログ

親のSNSで野球を辞めさせられそうになった高校球児

 

 

SNSは交流の場として良い面もありますが・・
使い方を間違えてしまうと・・。

ある元高校球児から私の所に来たお話です。

母親の投稿

彼のお母さんは少年野球の時からとても熱心だったそうです。

熱心というより・・

今振り返ってみると彼以上に野球の熱が熱かったそうです。

彼は高校野球を始めました。

お母様のSNSには希望と夢がある投稿がたくさんされていたそうです。(この投稿を彼は後から見たそうです)

この高校の野球部は最高です!

先生は若いけどいい方ばかりです!

など・・。

しばらくして・・

彼は人間関係に悩み部活から足が遠のきます。

仲間や先輩・・そして監督・・

中々うまく自分の感情を言えない彼は悩んでいました。

誤解されていることもあったそうですが

仲間や先輩・監督も嫌いになることはありませんでした。

しかし・・

お母さんのSNSの投稿は一変します。

仲間が悪い。

先輩が厳しすぎる。

先生が若いからだめだ。

手のひらを返したように・・

SNSにはこのような投稿が多くなったそうです。

しかも・・

高校名も投稿で分かってしまっています。

野球部に復帰した日に

少し時が経ち・・

時間を置いたことで彼も冷静になったそうです。

先輩も仲間も先生も・・

みんな俺のことを想ってくれていた言葉だったと・・。

そう振り返ることが出来・・

彼は野球部に戻る決心をします。

長い期間休んでいた選手が部活に戻るということは並大抵の覚悟ではないはずです。

彼も大きな勇気があったことでしょう。

部活に戻った初日・・。

仲間や先輩の様子がおかしいことに彼は気が付きます。

長い間休んじゃったからかな・・。

そう思っていたのですが・・

仲間の一人が彼にこう話してくれました。

『お前が部に戻るのは歓迎だよ。でもな・・』

『でも・・?』

『お前、お母さんがSNSで俺達や先生の悪口を書いていたのしっているか?』

そう・・

彼は何も知らなかったそうです。

母親がSNSで仲間や先輩や先生の批判をしていたことを・・。

『俺はそんなこと思っていない』

彼は必死にみんなに訴えたそうです。

仲間も先輩もみんな・・

わかってくれたそうです。

帰ってからお母さんに今までのSNSを全部見せてもらったそうです。

『なんてことをしてくれたんだ。俺の思っている事と全く違うじゃないか』

と・・。

お母さんは彼にこう言ったそうです。

『限定公開だったのに・・誰がそんなことを広めたんだろうか。』

と・・。

その言葉を聞いて彼は愕然としたそうです。

お子さんが野球をしているとなかなか上手くいかないことも出てきます。

もちろん監督さんや先生に相談することもあるでしょう。

しかし・・

一時の感情でSNSに投稿するのはいかがなものかと思います。

高校名がわかる投稿先生批判や部員批判をするのは尚更です。

このお子さんは部員の優しさで高校野球に戻ることが出来ましたが・・

一歩間違えれば親に潰されてしまってもおかしくなかったとも言えます。

子供は親にとってかわいいものです。

ですが・・

その守り方を間違えてしまえば逆にお子さんを崖の端まで追い込んでしまうこともあるのです。

~年中夢球~

この記事を書いた人
野球少年を持つ親御さんと指導者の皆様へ元気を送り続ける[年中夢球]です。 神奈川野球雑誌『ОNEDREAM』に連載中。