少年野球~高校野球 野球少年の親と指導者のブログ

この高校の野球部は今日で引退しますが・・

辛かったけど・・

最後まで続けて良かった。

辛かったけど・・

先日・・

高校野球を終えた部員から聞かれたこの言葉。

辛かったけど・・

野球を辞めようと思ったけど・・

そういう言葉が聞かれました。

高校野球をやりきった今だから言えるこの言葉。

もちろん辛い練習や悔し試合の中で・・

楽しいこともあったでしょう。

よく私は・・

【楽しい】と【楽】は同じ漢字で似たような意味で捉えられますが

相反するものだと講演会などでお話をさせて頂きます。

本当に楽しいものは楽ではないし・・

楽なものは本当に楽しいものではないと・・。

本当に楽しいことをしたいのであれば・・

楽をしてはいけないし・・

楽なものをしたいのであれば・・

本当の楽しさを求めてはいけない。

本当の楽しさには過程があります。

その過程の先には満足感や充実感があるわけです。

楽なものには・・

過程がありません。

過程がないから・・

満足感や充実感がありません。

マラソンや登山の後の満足感や充実感は

そこまでの【道のり】があったからです。

高校野球を終えた彼等も・・

長い長い道のりがありました。

彼等はこう言いました。

辛かったけど・・

野球を辞めようと思ったこともあったけど・・

仲間がいたからがんばれた。

先生達のおかげでがんばれた。

親のおかげでがんばれた。

誰かの支えがあって・・

がんばれたことを知った彼等は・・

【感謝】の本当の意味を知ったのだと思います。

高校野球が終わっても・・

部員の一人がこう挨拶をしてくれました。

『この高校の野球部は今日で引退しますが・・

この高校の野球部であったことはこれからも変わりません。

これまで以上に長いこれからの人生に役立てていきたいと思います。』

きっとこれから先・・

人生で辛い事があった時に・・

高校野球で培ってきたものと・・

苦楽を共にした仲間が・・

きっとこれからの君達を支えてくれるでしょう。

同時に・・

君も誰かを支えていくでしょう。

高校野球が終わっても・・

高校野球で得たものと仲間は永遠です。

高校野球を終えた3年生・・

本当にお疲れ様でした。

~年中夢球~

 

この記事を書いた人
野球少年を持つ親御さんと指導者の皆様へ元気を送り続ける[年中夢球]です。 神奈川野球雑誌『ОNEDREAM』に連載中。