少年野球~高校野球 野球少年の親と指導者のブログ

少年野球 どんなチームがなくなっていくのか?

今後・・

野球を取り巻く環境はどのように変わっていくのでしょうか?

全部を統一する必要性

今・・

練習時間の軽減

休養日の設定。

球数制限。

色々な問題が議論され・・

決定事項となっています。

そして・・

このような風潮に賛同される方も多くいらっしゃいます。

未来ある子供のために子供たちの体を我々は守っていかなければいけません。

ただ・・

このような問題がニュース等で報道されると・・

私はいつも思うことがあります。

一概に全部を統一することは どうなのか?

ということです。

練習時間も同じにするべき?

例えば・・

球数の問題は統一しなければならないと思います。

ですが・・

練習時間はどうでしょう?

1日に3時間以内というガイドラインがありますが・・

これを全部のチームが統一する必要性があるのかということです。

全チームが統一された場合・・・

指導者の皆さんからすると1日の練習が3時間というのは

かなり頭を悩ませる部分ではないでしょうか?

特に寒い時期・・

怪我を防止するためにもランニングやアップ・キャッチボールの時間を

多く取っているチームも多いはずです。

この時間を削って実戦的な練習メニューを多くするのか・・

あくまでも基本であるこの部分を長くするのか・・

チームさんによって方向性が別れていくことでしょう。

そして・・

全ての子供と親御さんが3時間がいいと思っているのでしょうか?

選手の人数によっても違うはずです。

練習時間が長いからいい・・

練習時間が短いからいい・・

ということではなく・・

色々なチームがあっていいと思うんですよね。

それは練習時間に限ったことではありません。

よくニュースなどで

『野球のせいで家族旅行もいけない』

などという言葉を見つけます。

又、家族旅行に行くと言ったら・・

『次の試合には出さないい』

と監督に言われた。

こんなこともよく聞きます。

自分のチームはどんなチームなのでしょう

色々なチームがあって・・

色々な選択を出来るような時代にするべきです。

我々の時代と違って親や選手のニーズは一つではなくなってきています。

練習が厳しくて強いチームに入りたい選手もいれば・・

勝敗に関係なく楽しい野球をしたいという親子もいらっしゃいます。

【地域】には【地域】の良さももちろんあります。

しかし・・

その地域のチームが自分の考えている方向性とは違うチームだとしたら・・

間違いなくもめごとが起こるわけです。

練習時間を3時間程度でいいと思っている親子もいれば・・

一日野球をしていたいと思う子もいるわけです。

いい悪いではなく・・。

『ウチは実力主義です。6年生でも試合に出られない可能性もあります』

『ウチは野球以外の家族の時間も大切にしていますから練習を休んで旅行に行っても構いません』

少し極端かもしれませんが・・

自分のチームがどういうチームなのかをホームページで明記し・・

体験に来た人にもしっかり伝えるべきです。

少年野球も選ばれる時代へ

少年野球は隣町の野球チームに入部したり・・

退部して他のチームに入部をすると・・

【悪】として見られることがあるのが現状です。

ですが・・

少年野球が大きく変わろうとしている今・・

これからは選手や親御さんが

【チームを選ぶ時代】

に突入していくのではないでしょうか?

その時に【チームの色】がないチームは衰退していきます。

これからの少年野球は・・

指導方針とは何か。

チームとは何か。

それが大きく問われる気がします。

~年中夢球~

この記事を書いた人
野球少年を持つ親御さんと指導者の皆様へ元気を送り続ける[年中夢球]です。 神奈川野球雑誌『ОNEDREAM』に連載中。