少年野球~高校野球 野球少年の親と指導者のブログ

少年野球 お父さん・・キャッチボールの後ろにいないでください

キャッチボール。

皆さんのチームではどのように行われているでしょうか?

キャッチボールの後ろに…

私がチームに入団した頃のお話です。

もう15年以上前の話です。

キャッチボールの後ろに大勢のお父さんの数が…。

ボール拾いをしてくれているお父さんたちでした。

僕の中では・・

違和感を感じたんですね。

エラーをする選手。

暴投をする選手。

小学生ですから当然のことながらそういう場面が出てきます。

子供達を見ていると…

必死に追わないんですよね。

お父さんが捕ってくれるだろうと思って・・

最初からボールを追わない子。

走っているフリをしているけど・・

明らかに真剣に走っていない子。

全速力で走らない子供達

ある試合で…

レフトの選手がゴロを後逸。

エラーは仕方ないのですが…

その後…

エラーをした選手が真剣に走ってボールを追いかけていない姿が目に入りました。

カバーの選手も…

明らかに全速力で走ってきていないのでカバーも間に合いません。

結局…

三遊間のヒットがホームランになってしまいました。

レフトの選手がエラーをした後に全速力でボールを追いかけていたら…

センターの選手が全速力でカバーに走っていたら…

ホームランになることはなりませんでした。

練習で出来ないことは試合で出来ないと言いますが…

このケースはそこまでもいってなく…

練習でやっていないことは試合でやれるわけがない…

そう感じました。

それをさせていなかった僕の責任です。

何が子供のためなのか

試合後…

お父さん方に集まっていただき…

『キャッチボールの後ろにいることは今後やめましょう』

と話をしました。

こちらの趣旨を話すと皆さんわかっていただきました。

ボール回しの時も…

ノックの時も…

エラーや暴投したときは選手が全速力で追いかけることを徹底させお父さん方は一切しないようにお願いしました。

皆さん…

子供のために何かしたい

という気持ちもすごくわかるのです。

ですが…

本当の意味の【子供のため】とは何なのか?

大人が何でも手を貸すことではないはずです。

ある入団した選手のお父さんが入団した日にお父さん達の前で挨拶をした最後にこう言いました。

『球拾いでも何でもやりますのでよろしくお願いします!』

すると一人のお父さんがこう言ってくれました。

『気持ちは嬉しいけどウチはお父さんの球拾いは禁止だよ』

ポカンとしている入団したてのお父さんに趣旨を説明してくれている父の姿がありました。

皆さんのチームの選手は全速力でボールを追いかけているでしょうか?

全速力でボールを追いかける状況を作っているでしょうか?

~年中夢球~

 

この記事を書いた人
野球少年を持つ親御さんと指導者の皆様へ元気を送り続ける[年中夢球]です。 神奈川野球雑誌『ОNEDREAM』に連載中。