少年野球~高校野球 野球少年の親と指導者のブログ

加治木ホワイトヒーローズの挑戦~チームが一つになった日~

それは一通のメッセージから始まりました。

『本間さん…鹿児島まで来てもらえませんか?』

見事な準優勝

鹿児島県姶良市の少年野球チーム。

加治木ホワイトヒーローズのお母様からでした。

『うちは接戦に弱くなかなか勝ちきれません。何かのきっかけが欲しくて…本間さん、鹿児島まで来てもらえませんか?』

そこからスケジュールの調整や場所選び…

11月に鹿児島で講演会をさせていただきました。

空港まで迎えに来てくれた選手達。

初めて会ったとは思えないほど仲良くさせて頂きました。

保護者やスタッフの方とも夜遅くまで野球談義に花が咲きました。

その加治木ホワイトヒーローズさんの最後の大きな大会。

123チームが出場する熊本の大会。

彼等は7試合を戦いました。

結果は・・

見事な準優勝。

接戦になかなか勝てない・・

そう言っていたチームは7試合中3試合をタイブレークで制しました。

昨日・・

私を講演会に呼んでいただいたそのお母様から連絡がありました。

お母様からのLINE

本間さん遠くから応援ありがとうございました。

決勝戦が始まる前に会長とベンチの中でここまでこれるなんて夢にも思わなかったと話しました。

本間さんと加治木ホワイトヒーローズがお会いでき、やはりいい方向にいってたんだね、みんなひとり

ひとり感じるものがあったんだと。

そして何より保護者が本間さんのことばに助けられてきました。

子供達は接戦を勝ち取った時には泣いていましたが・・

決勝戦後涙はありませんでした。

この子達らしなと・・。

背番号2の副キャプテンがまさかのインフル・・

鹿児島で他の大会に出る為に残っているチームメイトを来週も一緒にまた来る!

という気持ちで3回戦まで団員12人で守りぬきました。

欲を言えば優勝したかったのですが・・

大きな大会の表彰式の経験のない子どもと親ははじめてみる景色で一生の宝物になりました。

みんなひとつになった貴重な試合になりました。

野球っていいですね!!

子ども達の力も無限大です!

本間さんと監督・コーチのおかげだったと感謝の気持ちでいっぱいです。

ありがとうございました!

熊本の少年との絆

あの素直な元気な子達の泣いている顔が想像できず・・

決勝で敗れても涙はなく笑顔で終われたという言葉を聞いて・・

思い出すのは彼等の元気で素直な笑顔でした。

脇園監督は大会が終わった後・・

子供の前で涙を流しました。

監督さんにしかわからない重圧もたくさんあったでしょう。

鹿児島講演会の時・・

一つの出会いがありました。

熊本から講演会に参加してくださった母と子がいました。

講演会の翌日・・

一緒に加治木ホワイトヒーローズの練習試合を見ることになったのですが・・

『一緒に試合出てみるかい?』

と脇園監督さんがおっしゃってくれ・・

熊本の野球少年は初めて出会った鹿児島の子供たちと一緒にプレーをしました。

この大会中・・

ホワイトヒーローズの宿泊しているホテルにも声を掛けに行き・・

準決勝・決勝はスタンドから応援してくれたようです。

上の写真はホワイトヒーローズさんを応援する彼です。

県を越えた野球少年同士の絆・・

野球って本当にいい!

そう思えました。

私が加治木ホワイトヒーローズの親御さんや選手にどれだけの力を与えられたかはわかりません。

しかし・・

このお母さんが電話で私にこう言ってくれました。

『本間さんのお陰で親も子も一つになれました・・』

この言葉が私によっては何より嬉しい言葉でした。

加治木ホワイトヒーローズの選手と親御さんとスタッフの皆さん!

おめでとうございます!!

また芋焼酎飲みましょう!(ロックで(笑))

~年中夢球~

この記事を書いた人
野球少年を持つ親御さんと指導者の皆様へ元気を送り続ける[年中夢球]です。 神奈川野球雑誌『ОNEDREAM』に連載中。