少年野球~高校野球 野球少年の親と指導者のブログ

少年野球 やる気があるのに上達しない選手の指導

やる気があるのになかなか上達しない・・

やる気があるのに空回りしてしまっている選手・・

皆さんのチームにもいませんか?

やる気があるのに空回りするタイプの選手

やる気はあるのになかなか技術が上達しない選手がいます。

努力をすることは大切ですが

「努力をすれば何とかなる」と思っているタイプです。

方法論が間違えていることが多く・・

間違えた練習方法や自分に合わないバッティングフォームで素振りをしている選手。

正しくないフォームでシャドーピッチングをしている選手。

「練習は嘘をつかない」

と言いますが・・

間違えた練習は嘘をつくのです。

こういう選手は指導者のどんな言葉や行動が必要なのでしょうか?

①具体的な方法論を示す

数も僕は必要だと思っていますが・・

間違えたバットの振り方や・・

間違えたシャドーピッチングをすればそれだけ悪い癖がついてしまいます。

こういう選手は素振りをたくさんやった。

シャドーピッチングをたくさんやった。

というように『数の論理』が強くなってしまうのです。

せっかく毎日バットを振っても・・

間違えた振り方で振ってしまっていては意味がありません。

数をこなすことが目的ではなく・・

ヒットを打つための素振りを心掛けなければいけません

具体的な方法論を指導者が示すことが一番です。

素振りの方法や正しいバッティングフォームを指導者が

指導してあげなければ

『間違えた振り方の数を増やしているだけ』

になってしまいます。

②修正の習慣を付ける

がむしゃらにがんばっているのになかなか結果が出ない一つに

「修正能力が乏しい」ことが挙げられます。

何か問題があった時に途中で修正をしないで・・

「がんばればなんとかなる」

とそのまま付き進んでしまうのです。

こういう選手には定期的に指導者が現状を把握し・・

助言をしなければいけません。

目標を達成するためにPDCAサイクルがあります。

P(plan)

D(do)

C( check)

A(action)

中学生や高校生になると自分自身での修正能力が付いてきますが

小学生ではなかなか難しい事です。

連写や動画を撮ってあげたり・・

調子がいい時のフォームを見せてあげたりして・・

修正をすることが大切です。

がむしゃらに数を振ることも大切な時がありますが・・

目的は数をこなすことではないということです。

目的はあくまでもヒットを打つことであり・・

その先にチームの勝利があることです。

やる気があるのに空回りしてしまっている選手は・・

指導者の見方や指導でガラッと変わります。

やる気がある選手は指導者の言動で貴重な戦力になります。

~年中夢球~

この記事を書いた人
野球少年を持つ親御さんと指導者の皆様へ元気を送り続ける[年中夢球]です。 神奈川野球雑誌『ОNEDREAM』に連載中。