少年野球~高校野球 野球少年の親と指導者のブログ

少年野球走塁 シングルヒットなんかねえぞ!

『シングルヒットなんかねえんだよ~!』

これ・・

ウチの卒団生は誰もが僕から聞いたことがある言葉です。

4コマのすごろく

小学生の高学年や中学生になると色々な状況判断が出てきますが・・

最初は

『ともかく先の塁へ』

という意識付けをすることが大切だと思っています。

形だけのオーバーランをしている選手は・・

僕はうるさく言います。

『レフト前ヒット・センター前ヒット・ライト前ヒットは全て2塁打のつもりで行け!』

ランコーはそれを止めるだけの役割だと・・

そう話しています。

外野手がファンブルした時・・

体勢が崩れて捕っている時に・・

2塁を狙えるかどうかは・・

最初から2塁を取りに行ってるかどうかで変わってきてしまいますから。

野球は4コマのすごろくです。

その4マスのすごろくが1つ先にあれば当然のことながら

得点しやすくなるのです。

1点差の負けもあれば・・

1マス分の負けもあるのです。

次の塁を本気で狙っているか?

形だけのオーバーランでは先の塁を取ることが出来ません。

こういう選手は外野手がエラーをしてから

慌てて速度を速くして結果的にアウトになります。

最初から2塁を狙う気があったかどうかの気持ちの差が

次の塁を狙うかどうかの差になってきます。

そして・・

『最後の5歩を必死に走るなら、最初の5歩(打ってから)も必死に走れ!』

とも言います。

フライを打ち上げて・・

『あ~』

みたいな態度でゆっくり走りだす選手は・・

厳しく注意もします。

フライにもよりますが・・

一つでも先にという思いがあれば

相手が落とせば・・

二塁までは行けるはずです。

アウトが確定するまでは・・

全力疾走で一つ先の塁を狙う姿勢が大事です。

全員で狙っているチームか?

こういう走塁をチーム全員がしていたらどうでしょうか?

守っている側にはプレッシャーが感じられるはずです。

そのプレッシャーで相手がミスをする可能性も出てくるわけです。

逆に

次の塁を狙わない走塁を・・

チームの誰か一人でもした場合は・・

チームの勝利が遠のくのです。

セーフになる可能性を捨てていることは

チームの勝利を捨てていることになりますから。

そして次の塁を狙うという姿勢は・・

少年野球が終わった後・・

中学野球や高校野球にも繋がっていきます。

皆さんのチームは・・

形だけのオーバラーンをしている選手はいないでしょうか?

本当に次の塁を狙った走塁をしているでしょうか?

~年中夢球~

この記事を書いた人
野球少年を持つ親御さんと指導者の皆様へ元気を送り続ける[年中夢球]です。 神奈川野球雑誌『ОNEDREAM』に連載中。