少年野球~高校野球 野球少年の親と指導者のブログ

少年野球 カーリングペアレントになっていませんか?

カーリングペアレント・・

この言葉を聞いたことがあるでしょうか?

カーリングペアレント

カーリング。

前回のオリンピックでメダルを取ったあのスポーツです。

氷上に投げられたストーンの進む道をブラシでゴシゴシとならし得点を競うスポーツです。

私もオリンピックの時は熱狂しながら見ていました。

そのカーリングを子育てに例えられている言葉です。

子供が通ろうとしている道を・・

親が先回りして・・

小石や障害物を全て取り除いてしまう親のことを言います。

小石があったらつまずいてしまう我が子を

親が先回りしてあげるのです。

少し前にヘリコプターペアレントのことを取り上げました。

ヘリコプターペアレントは上から我が子を監視して

何かあったら地上に降りてくるのですが・・

このカーリングペアレントは問題が起きる前に

動き始めます。

ヘリコプターペアレントの記事はこちらから↓

少年野球 ヘリコプターペアレントになっていませんか?

親が先回りして道をきれいにしておけば・・

子供は転ばないでしょう。

親が先回りして道をきれいにしておけば・・

子供は挫折もしないでしょう。

親が先回りして道をきれいにしておけば・・

他人から叱られることもなくなるかもしれません。

でも・・

〇困難にぶつかること

〇自分で考えること

〇挫折すること

〇他の人に叱られること

が失われる場面が出てくるはずです。

こうなれば・・

〇自分で考え行動できない

〇挫折を知らない

〇すぐに諦めてしまう

〇チャレンジ精神がない

子供が誕生してしまうのです。

親のサポートは・・

私のチームにこんなお母様がいました。

朝・・

子供さんとお母さんが私に会うと・・

必ずお母様が子供にこうおっしゃいます。

『ほら!本間コーチに早く挨拶をしなさい!』

『ほら!大きな声で!』

もう少し待ってあげていたら・・

子供は自ら挨拶したのに・・。

親御さんが待てないんですよね。

親御さんが先回り先回りしてしまうのは・・

カーリングペアレントの特徴です。

いつも同じことを書かせていただきますが・・

親は転ばない方法を教えるのではなく・・

転んだ後にどう立ち上がるのかをサポートしていくのが役目です。

~年中夢球~

この記事を書いた人
野球少年を持つ親御さんと指導者の皆様へ元気を送り続ける[年中夢球]です。 神奈川野球雑誌『ОNEDREAM』に連載中。