少年野球~高校野球 野球少年の親と指導者のブログ

少年野球 4打数4安打を打った後に気を付けること

なかなか結果が出なかったお子さんが・・

お子さんが4打数4安打の大活躍を見せました。

4打数4安打を打った後に

親御さんや指導者の方は

『これであの子も自信になっただろう』

そんな風に胸をなでおろします。

4安打打った我が子を誉めます。

『4本もヒットを打ってすごいね!』

もちろんお子さんも喜ぶでしょう。

次の試合・・

お子さんはまた4打数ノーヒットに戻ってしまいました。

次の試合もノーヒット。

また次の試合も・・。

親御さんはメンタルがやられかけてきた我が子にこう言います。

『大丈夫。あの日4安打打ったんだからまた打てるわよ』

そんな風に・・

知らず知らずに結果を求めていってはいないでしょうか?

結果はコントロールできない

メンタルコーチという立場から言わせていただくと・・

自分でコントロール出来ないものを基準にすると浮き沈みが大きくなるものです。

結果が出れば誰でも嬉しいものであり・・

結果が出なければ誰でも悔しいものです。

しかし・・

毎試合4打数4安打を打てるわけがありません。

ピッチャーであれば・・

毎試合完封勝利をすることが出来ません。

結果のために努力をするものですが・・

結果は自分でコントロール出来ません。

コントロール出来たら・・

全員10割バッターになってしまいますから。

では自分がコントロールできるものとは何でしょうか。

それは・・

結果ではなく経過です。

試合までどれだけ自分がバットを振ってきたのか。

どれだけ厳しい練習をしてきたのか。

こういう経過は自分でコントロール出来るものです。

そしてその経過が自信を持たせるのです。

バットを振っていないものに自信は持てません。

 

大事な場面で支えてくれるのは・・

結果が出ない自分に振り回されてもいけません。

親御さんもです。

結果が出ない我が子に

『結果を出しなさい』

などと言って子供を振り回してはいけません。

大変難しいことですが・・

結果で一喜一憂しすぎないことです。

自分を支えてくれるのは・・

結果ではなく経過です。

結果を自信にすることよりも・・

経過を自信にする考えにシフトすることも大切です。

経過は【自分の本当の姿】です。

がんばってきた自分。

手を抜いてきた自分。

バッターボックスで考えるメンタルの強さは

今までの経過・・

つまり本当の自分の姿なのです。

 

~年中夢球~

この記事を書いた人
野球少年を持つ親御さんと指導者の皆様へ元気を送り続ける[年中夢球]です。 神奈川野球雑誌『ОNEDREAM』に連載中。