少年野球~高校野球 野球少年の親と指導者のブログ

言葉のキャッチボールを間違える指導者の4つの例

キャッチボールは野球の基本だと言われます。

そして、キャッチボールは捕る相手の事を考えて投げなければいけません。

言葉のキャッチボールでも同じ事が言えます。

皆さんは選手の事を考えて言葉を投げているでしょうか?

①相手の事を考えずに速い球を投げる指導者

『お前は何をやってもダメだな』

『早くやれよ!』

相手の事を考えずにどんどん速い言葉を投げつける指導者です。

相手がどう思うかなど考えずにどんどん厳しい言葉を投げ込んできます。

それは選手を思っての愛情ではなく相手を奮いたたせるためではなく・・

自分の感情というボールです。

②相手が準備していないのにボールを投げる指導者

新入部員や低学年の選手はまだわからない事だらけです。

こういう選手に野球の専門用語を投げる指導者がいます。

言葉がわからないと・・

『こんな言葉も知らないのかよ』

『少しは勉強してこいよ』

こんな言葉を投げてきます。

自分の常識は子供の常識ではありません。

③投げる言葉が変化球すぎる指導者

「こんなことも知らないの?」

「期待していないけどがんばって」

こういう言葉を言ったら相手がどう思うだろうか…

という想像力が足りない証拠です。

時には言葉の変化球が必要な時もありますが・・

そこには【相手を思う】という前提があってこそです。

【嫌み】という変化球を受け取った相手がいい気持ちでいるわけがありません。

④なかなかボールを投げない上司

相手がボールをずっと待っているのになかなかボール(言葉)を投げない指導者がいます。

タイミングが合わないのです。

今、ここでどうしたらいいのだろう。

監督やコーチの指示やアドバイスというボールを投げて欲しいのに・・

指導者がそれに気が付いていないパターンです。

どの言葉を掛けたらいいのかという事も大切ですが・・

ボールを投げるタイミングも大切なことです。

キャッチボールで一番大切な事は何でしょうか?

相手を【想う】ことです。

【思う】のではなく【想う】・・

相手の心と書いて想うです。

自分が投げたいボール(言葉)を投げるのではなく・・

相手の技量や心を想って言葉というボールを投げ込む事です。

言葉はのキャッチボールはコミニュケーションです。

選手の事をよく知り・・

観ていなければ・・

投げる言葉を間違えます。

キャッチボールは投げ手と受け手がいます。

投げっぱなしではなく・・

相手がきちんと受け取れたかどうかを確認しなければいけません。

それが【伝えた】ではなく【伝わった】こととなるのです。

ちなみに…

指導者の所を上司・選手の所を部下に変えると…

仕事の上での上司と部下でも同じことが言えます。

~年中夢球~

この記事を書いた人
野球少年を持つ親御さんと指導者の皆様へ元気を送り続ける[年中夢球]です。 神奈川野球雑誌『ОNEDREAM』に連載中。