少年野球~高校野球 野球少年の親と指導者のブログ

少年野球 失敗するミーティグと成功するミーティングの違い

チーム内の目標が決まり・・

目標が決まった時は誰もがやる気に溢れているものです。

全員で目標への道を進んでいくのですが・・

方向性のズレが出たり役割への不満が出てくるのです。

ミーティングの原則

そこで大切なことが【ミーティング】です。

ですが・・

目的は【ミーティングをすること】ではなく・・

現状の問題を報告し今後どうしていくべきなのかを話し合う事が目的です。

ミーティングの原則は

①方向性を確認する

②情報を共有する

③現状を報告し振り返りをする。

④今後をどうするかを決定する

この4つです。

これは会社のミーティングでも野球のミーティングでも基本同じです。

過去から焦点が動かないミーティング

ミーティングの失敗する例として挙げられるのは

③が長すぎるミーティングです。

『どうしてあそこでエラーしたんだ』

『何であんなリードをしたんだ』

焦点が過去から動かない事です。

その結果・・

『今後どうしたらいいのか』という一番大切な部分の話がなくなったり・・

そこに話す時間が少なくなったりするミーティングは好ましくありません。

こういう話し合いはダラダラと時間が長くなるのも特徴です。

又・・

②から③に話が移行した時にも気をつけなければいけない事があります。

ミーティングの最終的な目的は【決める】ことではなく【実行すること】です。

その実行したことがいかに【成果を上げる】かなのです。

簡潔に言えば・・

①誰が

②いつまでに

③何を

④何のために

⑤どう実行していくか

を話す事がミーティングなのです。

話す議題を過去から未来へ繋げることでなければミーティングの意味がありません。

質問が相手のための質問になっているか

ミーティングのもう一つの失敗例として【一部の人間だけで行われること】があります。

数人が意見を出し合い残りのメンバーが【傍観者】になってしまうケースです。

私は自分の野球のチームのミーティングで自分の考えを最初に言う事をしません。

子供達の意見をまず話し合ってもらいます。

また・・

選手達に時に質問をしながら意思確認をするのですが・・

その時に気を付けていることが一つあります。

それは【質問】ではなく【尋問】にならないようにすることです。

よく野球から帰って来た我が子に親御さんが

『今日野球楽しかった?』

と聞くケースがありますがこの質問の答えはよく考えてみると

『楽しかった』

と一つの答えしか答えづらいのです。

そしてそれは親御さんが

【野球を楽しかった】

と言ってくれる子供の答えを期待しているからです。

そう考えるとそれは相手のための【質問】ではなく自分のための【質問】になっているのです。

これが質問ではなく尋問になってしまうケースです。

全員参加型のミーティングで『決める』ことで終わらせるのではなく・・

【実行すること】を目的としたミーティングをお勧めします。

~年中夢球~

この記事を書いた人
野球少年を持つ親御さんと指導者の皆様へ元気を送り続ける[年中夢球]です。 神奈川野球雑誌『ОNEDREAM』に連載中。