少年野球~高校野球 野球少年の親と指導者のブログ

高校野球の父親と子の距離感

私の次男は高校2年生で高校球児をしています。

素晴らしい指導者の方と仲間に恵まれた高校野球生活を送っています。

ゴールデンウィーク中もずっと野球でした。

彼が・・

【ちょっとバッティングセンターに行きたい】

と二日連続で言ってきました。

指導者と選手から・・

彼と私はリトルリーグの時は…

【指導者と選手】でしたが・・

中学からは【親と子】の関係になっています。

二人の関係で変わったことが幾つかあります。

そのウチの一つに

【技術の話をしなくなったこと】

があります。

小学生の時は私は彼の指導者でしたが中学では【親】という立場です。

ですから【技術】を教えるのは私の役割ではありません。

私が技術を指導して監督やコーチの方と違う理論になってしまうかもしれませんし

それは指導者の方に失礼にもなると思っています。

それは高校でも当然同じことです。

親と子へ・・

中学の時はたまに

『ちょっと振りを見てくれる?』

と言われることもありましたが

『監督・コーチに何言われてる?そこだけ気を付けて振ってみん』

とだけ私は言っていました。

『足、開いてる?』

彼からは時々そういう確認の声だけがありました。

高校野球の今。

彼は

『試合の時にバッティングの動画を撮っておいて』

と私に頼んできます。

彼は家に帰ってきてその動画を自分で見てチェックしています。

それからバットを振りだします。

高校野球の今・・

リトルの時のように私が指導することも・・

中学の時のように私に確認する声も・・

もうありません。

ちょっぴり寂しい気持ちもありますが…

嬉しい気持ちの方が大きいんですよね。

自分で考えて…

自分でチェックをして…

行動に移していく。

もう私が彼にしてあげられることは限られています。

そして・・

それ以上する必要もないのです。

少年野球の時の父と子・・

中学野球の父と子・・

そして・・

高校野球の父と子。

その距離は一見広がっているように見えますが・・

親子の絆というものは少年野球からずっと変わらずにあるのだと思っています。

~年中夢球~

この記事を書いた人
野球少年を持つ親御さんと指導者の皆様へ元気を送り続ける[年中夢球]です。 神奈川野球雑誌『ОNEDREAM』に連載中。