少年野球~高校野球 野球少年の親と指導者のブログ

少年野球 低学年の【甘え】と【甘やかしすぎ】の違い

あの親は子供に甘い・・

そんな声が聞こえてくる時があります。

甘えと甘やかす

小学生の低学年のお子さんがいらっしゃる親御さんは

まだまだ手がかかることも多いのではないでしょうか?

スパイクのヒモを結べなかったり…

ベルトの穴に通せなかったり…

野球に行く前の準備にも時間がかかります。

親としてどこまで手を貸していいのか悩むことも多いのではないでしょうか?

時に子供は親に甘えてきますが…

どこまでが【甘え】で…

どの一線を越えることが【甘やかす】ことになるのでしょうか?

子供が出来ることには手を貸さない

結論から先に言ってしまえば子供が一人で出来ることを親がやってしまうことが【甘やかし】になります。

スパイクのひもを子供一人で結べるのに

「時間がないから」

「親がやったほうが早いから」

という理由で大人が【やってあげてしまう】ことは【甘やかし】と言える場面です。

グラウンドまで親が子供のカバンを持っている姿を見かけます。

お子さんがする野球です。

自分の野球道具を自分でグラウンドまで持ってくることが当たり前のはずです。

【自分のことは自分でする】

という意識を子供が持つことで自立が早まっていくはずです。

親が子供の自立を一番願っているはずなのに…

親が子供の自立を一番妨害しているケースも珍しくありません。

自分が行動する前に【子供一人で出来るかどうか】を頭の中で整理してみることが大切です。

自立するための甘え

ではスパイクのヒモを初めて結ぼうとしているお子さんがいたとします。

当然初めて結ぶわけですから子供は結ぶことが出来ません。

『お母さん!ひもの結び方がわからない!』

と聞いてきます。

最初はお母さんがやって見せてあげ・・

そのうち一人で結べるように子供にやらせてみる。

その時に子供が

『お母さん!ひもの結び方忘れちゃった!』

と来た時にもう一度やり方を教えてあげるのは・・

【甘やかす】ではなく【甘え】とも言えます。

厳密に言うと【自立するための甘え】です。

【自立するための甘え】は決して悪いものではありません。

まだ一人で出来ないものに付き合ってあげることは【甘やかす】ことになりません。

そして子供は年月を経て成長し・・

親に甘えてくることもなくなっていきます。

ちょっぴり寂しい気持ちもしますが・・

それが子供が【自立】した証でもあります。

~年中夢球~

この記事を書いた人
野球少年を持つ親御さんと指導者の皆様へ元気を送り続ける[年中夢球]です。 神奈川野球雑誌『ОNEDREAM』に連載中。