少年野球~高校野球 野球少年の親と指導者のブログ

野球に必要な【やりぬく力】を持たせるために親が出来る4つのこと

野球少年に必要な力の一つに【やりぬく力】があります。

少年野球を最後までやりぬく力。

高校野球を最後までやりぬく力。

この【やりぬく力】が自信となり・・

社会に出てもがんばれる【根源】になっている方も多いのではないでしょうか?

ではどうしたら我が子に【やりぬく力】を持ってもらえるようになるのでしょうか?

1.すぐに手伝わない

こういう親御さんを野球現場にいると多く見かけます。

ブルーシートを畳むのを手伝ってあげたり・・

子供が少し重たい荷物を持っているとすぐに持ってあげてしまう大人。

子供が何かに取り組み困っているようでも、すぐに口や手を出さない事です。

目の前の困難を前に、自分自身で考え行動することで「やりぬく力」を身につけていきます。

子供が気付き考える場面を奪い取らない事です。

2.達成感の積み重ね

イチロー選手の引退会見で【達成感】という言葉が出てきました。

何かをやりぬくためにはその途中途中で達成感や満足感がなければいけません。

キャッチャーの子が盗塁をさせた時。

たくさんバットを振ってヒットが打てた時。

みんなでつかんだ一勝。

何か困難があっても達成感を覚えた選手はまたがんばれるのです。

こうした達成感が「やりぬく力」を支えます。

ただし・・

楽をして手に入れたものに達成感はありません。

3. 親だけは結果で判断しない

【結果】ではなく【経過】で誉めることも叱ることもすることです。

『何であそこでエラーしたんだ!』

『何であそこで三振したんだ!』

という親御さんがいらっしゃいますが・・

お気持ちわからなくありません。

ですが・・

世間は【結果】でお子さんを見ることが多いのです。

年齢を重ねていけばいくほど人間は結果で見られていきます。

会社に入れば結果だけになっていくこともあります。

だからこそ・・

親だけは結果で物を言うのは辞めるべきです。

仮にヒットを打っても

『毎日、素振りをしたからだね』

と結果ではなく経過を誉めることによって子供は次へと繋がる【やりぬく力】を持てるようになるのです。

4. 転ぶ前に手を貸さない

やりぬく途中で挫折は必ずやってきます。

その時に先回りをしないことです。

子供が挫折しないように親があれこれ手を打たない事です。

転ぶ前に手を貸すのではなく・・

転んだ後に手を貸すのが親です。

挫折を経験し・・

そこから立ち上がっていく。

その繰り返しが強い心をつことになり・・

【やりぬく力】に繋がっていきます。

そして自分で痛みを覚えたからこそ仲間の痛みもわかるのです。

~年中夢球~

 

この記事を書いた人
野球少年を持つ親御さんと指導者の皆様へ元気を送り続ける[年中夢球]です。 神奈川野球雑誌『ОNEDREAM』に連載中。