少年野球~高校野球 野球少年の親と指導者のブログ

少年野球 【すみません】を【済みません】に変えた選手

すみません。

この言葉を皆さんはどんな時に使うでしょうか?

すみませんという言葉の意味

すみません…

この言葉は自分に非があった時や悪い事をしてしまった時に皆さんも使われることでしょう。

当然こういう時には

「すみません」

を言わなければなりません。

今の子供の中には「すみません」という言葉の代わりに・・

自分を守る言い訳をする子や・・

「すみません」の重みを考えず・・

にこの言葉を使う子がいます。

すみませんという言葉は・・

本来、自分の非や失敗を認めて反省し次への糧にする言葉です。

サヨナラエラーの後で・・

リトル最後の試合である子がサヨナラエラーをしてしまったことがあります。

この試合で彼等はリトルリーグを引退することになりました。

その彼は声にならない泣き声で

「本間コーチ、すみません。すみません・・」

そう何度も言いました。

彼は『練習の虫』でチームで一番練習をしていた子でした。

そして人一倍気が強い選手でもありました。

当然の事ながらチームの仲間も誰も責めることなく・・

彼に声を掛ける者や選手や肩を抱き抱える選手がいました。

「すみません・・そんな事を言わなくていい。今まで本当にがんばったな。ありがとうな」

そう私は彼に声を掛けました。

僕自身も彼のがんばりを知っていましたし

「すみません」

という場面ではなかったからだと思っていました。

それでも彼は

「本間コーチ、すみません・・」

そう繰り返しました。

次につなげる[済みません】

数週間後の卒団式の時に彼に手紙を書きました。

「あの時、君は何度もすみませんと言ったね。一生懸命がんばった君だから敢えて君の【すみません】を受け取ります。ただあの時のすみませんは【このままで済みません】という意味だとして受け取っておきます。このままでは終わらない・・次に繋げるための【済みません】だと思って心に刻んでおきます。これからの君の野球人生の【済みません】を楽しみにしています」

そう彼に最後の言葉を贈りました。

彼が高校球児になり3年生の夏の最後の大会を観に行きました。

彼はスタメンを外れたり色々な苦労がありながらも

最後の試合をスタメンとして終わることが出来ました。

試合が終わった後・・

彼のお母さんがこんなことを話してくれました。

「あの子、本間コーチからもらったあの手紙を何かあった時に必ず読み返していたんですよ。スタメンから外れた時も先生に叱られた時も・・その後に【俺は絶対このままじゃ終われねえ!】って言ってたんですよ」

あの時のエラーは彼を強くしてくれたんだなと・・

あの時の【済みません】が彼を強くしてくれたんだなと・・

そう思うと自然と涙が溢れて来ました。

人間は【すみません】という場面がたくさんあります。

それは子供だけでなく我々大人も一緒です。

ですが・・

その【すみません】を【済みません】に変えることで未来の自分が変わるのかもしれません。

~年中夢球 photo yosshy~

この記事を書いた人
野球少年を持つ親御さんと指導者の皆様へ元気を送り続ける[年中夢球]です。 神奈川野球雑誌『ОNEDREAM』に連載中。

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