少年野球~高校野球 野球少年の親と指導者のブログ

少年野球 ノックはコーチが楽しむものではない

ノック・・

と言っても色々な種類のノックがあります。

当然の事ながら色々な種類があるという事はそれぞれのノックに目的があるという事です。

自分が楽しむことが目的のノッカー 

色々なチームさんのノックを見て感じることがあります。

まずはノックの目的が何なのか子供に浸透していないチームさん。

そして・・

子供以上にノッカーが楽しんでしまっているチームさん。

確かにノックというのはコーチとしてやってみたいものの一つであり

コーチ自身も楽しさを実感できるものです。

ですが・・

その意識が先行してしまい子供がついていけずノッカーだけが気持ちよくなってしまっているケースを見かけます。

目的が違います。

そういう人こそ

『がんばれ!俺はお前の為にやっているんだぞ』

というような気もちの押し売りを言葉に出します。

子供の気持ちを引きだすノックもあれば・・

基本を繰り返し繰り返しするノックもあります。

その記事はこちらから↓

少年野球~そのノックの目的は何でしょう?~

弱いゴロもまだ捕れず・・

捕球態勢もまだままならないのに強いノックを打って

『怖がるな!』

と言われても無理な話です。

段階があります。

なんでもかんでも飛びついて捕れば

『ナイスキャッチ!』

というノックを目にするケースもあります。

確かに『ナイスキャッチ』の場合でもありますが・・

中には足を使わずに楽をして飛び込んだプレーもあります。

そういう部分の見極めを指導者がキッチリと理解しなければいけません。

子供の力を引きだす 

子供の心を引きだすノックもあると先ほど書きましたが・・

個人ノックなどは正にそういうノックだと思います。

うちは合宿の時にカゴ7箱連続で打つ『限界ノック』と呼ばれるノックがあります。

文字通り今までの自分を越えることが目的のノックです。

根性とか精神力が否定されがちな世の中ですが・・

やはりこういうものも野球にも野球以外でも必要になって来ると僕は思っています。

こういう時はノックを打ちながら選手の心を引きださなければいけないと思っているんですね。

足はクタクタになり・・

『もう無理だ』

と限界を自分で決めている選手達。

ここからがまだ見ぬ自分がいます。

自分が限界だと思えた先に新しい自分が待っていることを伝えていきたいと思っています。

ノッカーというのは決して自分が楽しむものではないという事。

そして・・

自分のストレス解消のためにノックをしているのかという指導者の方も見受けられます。

全ては子供のためです。

~年中夢球~

この記事を書いた人
野球少年を持つ親御さんと指導者の皆様へ元気を送り続ける[年中夢球]です。 神奈川野球雑誌『ОNEDREAM』に連載中。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください