少年野球~高校野球 野球少年の親と指導者のブログ

少年野球 子供への期待と応援を使い分ける

皆さんはお子さんに「期待」しているでしょうか?

それとも「応援」しているでしょうか?

期待とは…

主役は子供でなく親御さんが自分の考えを子供に当てはめるのが期待です。

『○○君にレギュラーとられて悔しくないの!』

『今日の試合は必ずヒット打ちなさい!』

親の願望を叶えてもらいたい・・

子供の想いよりも親の想いが先行してしまう。

そして・・

「期待」するということは「結果」を求めがちになります。

結果を求めるので

【期待していたのにがっかりだわ!】

と言う言葉が出てきたりします。

期待の主人公は・・

子供ではなく親のほうなのです。

応援とは…

主役が子供で、子供の考えを尊重して、それにたいして出来ることをバックアップするのが応援です。

年齢にもよると思いますが子供が自ら目標や目的を持ち、それをバックアップしてあげる。

「応援」とは損得なしで出てくる感情です。

親は野球少年がどんな場面になっても応援するものです。

たとえ試合での結果が悪くても全力でプレ-をする我が子を応援します。

応援の仕方は親それぞれです。

毎週グラウンドに行って我が子の姿を見る。

疲れて帰ってくる我が子のためにおいしい食事を用意しておく。

すぐに温かいお風呂に入れるようにお風呂を沸かしておく。

本当は我が子の野球を見たいのに仕事をしていらっしゃる方もいるでしょう。

家族の数だけ応援の仕方も違います。

どれも正解でそれは人から指摘や強要されるものではありません。

ですが、応援ではなく、期待になってしまい、その親の期待がどんどん大きくなると・・

いつしか子供が置いてきぼりになってしまっていることが出てきます。

期待と応援とうまく付き合うために

期待というのは親の想いが先行してしまうもの。

親が子供を枠にはめようとしているのかもしれません。

親の思っているレールに子供を乗せようとしているのかもしれません。

レギュラーになってほしい、試合で活躍して欲しい・・

そのお気持ちわかります。

ですが・・

野球をするのは子供です。

しかし『期待』の感情を全部消してしまうことは難しいですよね。

そんな時は・・

【期待は心の中で・・応援は言葉で・・】

そうすることで上手く「期待と応援」とうまく付き合っていけるのかもしれません。

そして、少しずつ子供への【期待】を手放していくことが子供の自主性に繋がってくると思います。

~年中夢球 photo buchiko~

この記事を書いた人
野球少年を持つ親御さんと指導者の皆様へ元気を送り続ける[年中夢球]です。 神奈川野球雑誌『ОNEDREAM』に連載中。

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