少年野球~高校野球 野球少年の親と指導者のブログ

少年野球~真面目な子が陥ってしまう伸びない理由~

チームに真面目な子っていませんか?

ものすごく真面目で何事にも一生懸命な選手。

だけど・・

何故か伸び悩んでいる子。

ひょっとすると・・

その選手は真面目だから伸び悩んでいるのかもしれません。

真面目なのに・・

真面目な子は監督やコーチの意見をよく聞きます。

練習ももちろんですが平日の自主練もよくがんばります。

ウチのチームにも本当に真面目な選手がいました。

真面目に「ど」が付くくらいの「ど真面目」な子でした。

言ったこともきちんとやってくる。

平日練習も真面目・・

もちろん週末の練習態度も真面目そのものの子でした。

だけど伸びない・・

『伸びない』

という言葉ではなく

『変化が見られない』

といったほうが正しかったかもしれん。

しばらく様子を見ていて『変化が見られない子』が僕の中では一番心配になります。

真面目だから絶対に伸びる・・

周りのコーチも

『あの子は真面目だから絶対に伸びる』

『真面目だから必ずそのうち結果が出る』

そう話していました。

私も・・

そう思っていました。

しばらくしても『変化が見られない』ので・・

彼のバッティングを動画に撮りチェックをしました。

素振り・ティー・フリーバッティング。

僕の中ではこの3つがある程度『同じスイング』ができるようになって『自分のスイング』というものが完成すると思っています。

何度も何度も見て彼と話し合い・・

フォームからタイミングの取り方までかなり大幅に変えました。

二人で色々なことを確認しながら

『しばらくはこれでいこう』

となりました。

真面目だから伸びるとは限らない

真面目な子は

一週間・・二週間・・

そして一ヶ月が経ち始めた頃だったでしょうか・・

彼のバッティングに変化が見られるようになってきました。

その後・・

彼は今までが嘘だったように打ち始めました。

結局・・

『方法』

が違っていたんですよね。

私がその方法にもっと早く気が付けばあげればよかったんです。

真面目な子は指導者のことをよく聞きます。

だからこそ指導者が間違った指導をしていればそのまま聞いてしまいます。

真面目な子は伸びる・・

そう言いますが・・

『方法』や『アドバイス』を間違えてしまえば逆の方向に伸びてしまう可能性があります。

皆さんのチームやお子さんで伸び悩んでいるというお子さんがいらっしゃったら・・

ひょっとして『方法』が違うのかもしれません。

真面目な子は伸びるんです・・

だからこそ『方法』を間違えてはいけません。

『翼』を・・

一つのことをずっと継続していくことももちろん大切なことです。

ですが・・

『変化が見られない時』

今までと異なる方法や行動をすることで今までと違う自分に出会えて羽ばたけるのかもしれません。

『翼』

この漢字は『羽』の下に『異なる』という漢字が入っています。

こんな一生懸命やっているのに・・

なんで結果が出ないんだ・・

そんな時はいつもと『異なる』方法をすることによって『翼』を持ち羽ばたけるのかもしれません。

その翼が持てるよう指導者は見守り支えなければなりません。

~年中夢球~

この記事を書いた人
野球少年を持つ親御さんと指導者の皆様へ元気を送り続ける[年中夢球]です。 神奈川野球雑誌『ОNEDREAM』に連載中。

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